この記事の結論
点数の話だけで終わると、子どもは失敗を見せなくなったり、挑戦を避けたりすることがあると言われています。まず「見せてくれて ありがとう」で受け取り、気持ちを聞いてから、点数ではなく中身を一緒に見ます。次の一歩は小さく、やり方は本人が決めます。
点数を責めるほど、「隠す」「あきらめる」に向かうことも
結果だけを強く叱られると、子どもは失敗を見せなくなったり、「どうせ無理」と挑戦そのものを避けるようになることがあると言われています。まず気持ちを受け止めるほうが、次に向かいやすくなることがあります。
「点数」の前に「気持ち」、そのあと「次の一歩」
- 01まず気持ちを受け止める。「がんばったのに、くやしかったね」
- 02点数より“中身”を一緒に見る。「どこでつまずいたか、見てみようか」
- 03次の一歩は小さく。直すのは、まず数問だけ。やり方は本人が決めます。
そのまま使えるテスト後の声かけ
- 「見せてくれて ありがとう」── まず受け取る(点数の前に)
- 「この点、どう思ってる?」── 本人の気持ちを先に聞く
- 「ここ、前より書けてるね」── できているところを先に1つ
- 「どこがわからなかった?」── 点数ではなく“中身”へ
- 「次、どうしてみる? 手伝おうか?」── 本人が決める・親は申し出る
うまくいかない日があっても大丈夫
直すのは、まず数問だけで大丈夫です。点数や順位で、きょうだい・友だち・平均点と比べないようにしましょう。うまくいかない日があってもいい、という前提で、「次はできるでしょ」と追い立てないようにします。
相談したいとき
元気がない、眠れない、学校や勉強をひどく嫌がる状態が続くときは、担任の先生・スクールカウンセラー・「24時間子供SOSダイヤル」(0120-0-78310)に相談してみてください。
参考にした公的情報
- こども家庭庁「こどもの権利の普及啓発」
点数で人格を評価せず、本人の気持ちと考えを先に聞くという設計方針の背景として確認しました。 - 文部科学省「生徒指導提要(改訂版)」
子どもが自ら考え、選択し、決定する体験(自己決定の場)の重要性を確認しました。学校・教職員向けの記述であり、そのまま家庭の場面には当てはめていません。 - 文部科学省「24時間子供SOSダイヤル」
本記事は、公的情報を参考に、家庭で試せる一般的な工夫として整理したものです。特定の子どもや家庭への個別の教育・心理・医療上の助言ではなく、効果を保証するものでもありません。強い困りごとや心配が続く場合は、学校、自治体、医療・福祉等の専門機関へご相談ください。