子どもが寝たあと、寝顔を見て、「あんな言い方、しなくてもよかったかも」と思う夜。明日、どう声をかけよう。うまく言えるだろうか。そんなふうに、考え込んでしまうことはありませんか。
今回は、そんな夜のあとに、翌日などの落ち着いた場面で、短く言い直すための一つの例をご紹介します。親や子どもを評価する話ではなく、「こんな方法もある」という選択肢の一つです。
子育て中にイライラすることは、珍しくありません
こども家庭庁のパンフレット「体罰等によらない子育てを広げよう!」は、子育てでイライラすることは多くの保護者が経験することだと説明しています。保護者の負担や孤立など、背景はさまざまだとも示しています。
夜のうちに答えを出さなくても大丈夫です。「言いすぎたかも」と思った夜を、翌日に落ち着いて話すきっかけにする方法があります。
公的な情報が紹介している「伝え方」
こども家庭庁のページ「しつけ?体罰?これってどっち??」は、子どもへの伝え方として、次のような工夫を紹介しています。
- 穏やかに、より近づいて、落ち着いた声で伝える
- 肯定文で、何をするとよいかを具体的に伝える(例:「ここでは歩いてね」)
これは子育て全般に向けた紹介です。「寝顔を見たあとに謝る」ことの効果を示すものではありません。
編集部の一例:翌日に、短く言い直す
上の工夫を、「言いすぎたな」と思ったあとの場面に当てはめた、編集部の例です。公的な資料に直接書かれた方法ではなく、効果も確認されていません。
「昨日は大きな声になってごめんね。○○のことは、落ち着いて話したいな。」
ポイントは、次の3つです。
- 翌日など、落ち着いた場面を選ぶ(寝ている子を起こして話す必要はありません)
- 短く、一度だけ伝える
- 返事やゆるしは求めない(子どもが何も言わなくても、それでかまいません)
この言い方をすれば必ず伝わる、関係が元に戻る、というものではありません。子どもの年齢や状況、家庭によって、合う言い方は異なります。「ごめんね」を言うかどうかも、ご家庭で選んでかまいません。
ひとりで抱えこまないで
しんどさが続くとき、自分だけでは難しいと感じるときは、お住まいの自治体の子育て相談や、こども家庭庁の「親子のための相談LINE」などの相談先があります。
「親子のための相談LINE」は、こども(18歳未満)とその保護者などが、子育てや親子関係の悩みを相談できる窓口です。LINE上のアイコンとニックネームで、匿名でも相談できるとされています。受付時間は、都道府県・市区町村ごとに異なるため、お住まいの地域の最新の案内をご確認ください。
3つをまとめると
- 場面:寝顔を見て、言いすぎたと気づく夜。答えは、夜のうちに出さなくてよい
- ヒント:穏やかに、落ち着いた声で、具体的に伝える
- 実践:翌日など落ち着いた場面で、短い言い直しを一つ。返事やゆるしは求めない
この内容は、編集部の整理です。受け止め方や状況は家庭ごとに異なり、効果や結果を保証するものではありません。
参考情報(確認日:2026-10-14)
こども家庭庁「しつけ?体罰?これってどっち??」
https://kodomoshien.cfa.go.jp/no-gyakutai/no-taibatsu/こども家庭庁「体罰等によらない子育てを広げよう!」(パンフレット、PDF、2023年12月掲載)
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/30e11e09-7848-46af-8713-5e3a311c7913/ef50744a/20231204_policies_jidougyakutai_taibatsu_17.pdfこども家庭庁「親子のための相談LINE」
https://www.cfa.go.jp/policies/jidougyakutai/oyako-line
この内容は、Instagramの投稿(3枚)でも紹介しています。
本記事は一般的な情報と家庭で試せる工夫を整理したものです。個別の教育・心理・医療上の助言ではなく、効果を保証するものでもありません。困りごとが続く場合は、学校や専門機関にご相談ください。