子どもに「早くしなさい」「なんで?」とつい強い言葉が出てしまう日。よく振り返ると、その日は自分自身に余裕がなかった、ということはありませんか。
これまでこの連載では、子どもへの声かけを中心にお話ししてきました。今回は少し視点を変えて、保護者自身の状態に目を向けてみます。
①気づく:今の自分の状態に気づく
こども家庭庁が掲載する資料では、保護者の負担は子育て以外の体調や忙しさにも関係し得るとされ、自分の感情に気づくことの大切さが触れられています。子どもが原因と決めつける前に、「今日はなんだか余裕がないな」と自分の状態に気づくことが最初の一歩です。
②整える:自分に合う小さな対処を選ぶ
気づいたあとは、深呼吸や少しの休息など、自分に合う小さな対処を選ぶ、あるいは周囲に相談するという選択肢もあります。これは「絶対にやらなければいけないこと」ではなく、できるときに、できる範囲で構いません。休めない日があっても、それを責める必要はありません。
③伝える:家族への依頼は具体的に、穏やかに
もうひとつの工夫が、家族への頼み方です。こども家庭庁の別の資料では、依頼は具体的かつ穏やかに伝えるという一般的な工夫が紹介されています。たとえば、
「今日はしんどいから、皿洗いだけお願いできる?」
このように、してほしいことを一つに絞って、穏やかに伝えてみる。これは編集部でまとめた一例であり、必ず相手が従う、関係がすぐ良くなる、というものではありません。子どもの年齢や発達、そのときの状況によって、伝え方や頼める内容は変わってきます。
3つをまとめると
気づく:今の自分の状態に気づく
整える:自分に合う小さな対処を選ぶ(できる範囲で)
伝える:家族への依頼は具体的に、穏やかに
一言で全部が解決するわけではありませんが、「自分にも一言かけてあげる」ことが、責めない伝え方につながる小さな一歩になるかもしれません。しんどさが続くときは、一人で抱え込まず、家族や周囲の人に相談することも大切です。
参考情報
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本記事は一般的な情報と家庭で試せる工夫を整理したものです。個別の教育・心理・医療上の助言ではなく、効果を保証するものでもありません。困りごとが続く場合は、学校や専門機関にご相談ください。