この記事では、私が実際に心がけている4つのことを紹介します。どの家庭にも同じ正解があるわけではありません。生活のペースに合いそうなものがあれば、ひとつだけでも参考にしてもらえたらうれしいです。
- 01子どもの行事に、できる範囲で参加する
- 02子どもが夢中になっていることを一緒に楽しむ
- 03夫婦で出かける時間をつくる
- 04毎年恒例の家族イベントをつくる
1.子どもの行事に、できる範囲で参加する
授業参観、運動会、音楽発表会などには、なるべく参加するようにしています。行事を見ると、家では気づけない子どもの表情や、友達との関わり方が見えることがあります。
全部に参加しようとすると、仕事との調整が負担になることもあります。「今回は行ける」「今回は難しい」と無理のない範囲で決め、参加できた日は、上手にできたかだけでなく「楽しそうだったね」「緊張した?」と、その子が感じたことを聞くようにしています。
2.子どもが夢中になっていることを一緒に楽しむ
子どもが夢中になっている遊びや作品、ゲームなどに興味を持ち、できるだけ一緒に楽しみます。大人には詳しく分からないことでも、「どこが好き?」「教えて」と聞くと、子どもがうれしそうに話してくれることがあります。
文部科学省は、家族のふれ合いや、学校での出来事を親子で話すことなどを家庭教育の身近な場面として紹介しています。私にとって、一緒に楽しむ時間は、会話を無理に作らなくても自然にコミュニケーションが生まれる入口です。
3.夫婦で出かける時間をつくる
子ども中心の生活になるほど、夫婦の会話が予定や連絡だけになりがちです。そこで、ときどき二人で出かける時間をつくっています。長時間でなくても、食事をしたり、買い物をしたりしながら、普段は後回しになる話をします。
大切なのは、特別なお店へ行くことではなく、落ち着いて話せる時間を意識して確保すること。わが家では、この時間が子育ての考え方や、お互いの負担を確認する機会にもなっています。
4.毎年恒例の家族イベントをつくる
プール、BBQ、家族忘年会など、毎年楽しみにできる恒例行事をつくっています。「今年もやろう」と話す準備の時間も含めて、家族の共通の楽しみになります。
家族のルーティンや儀式に関する研究レビューでは、繰り返される家族の習慣と、子どもの社会情緒面などの発達との関連が報告されています。ただし、研究の多くは関連を調べたもので、行事をすれば必ず良い結果になるという意味ではありません。だからこそ、形式にこだわらず、家族が楽しめる小さな恒例を選ぶのがよいと思います。
続けるコツは「完璧にやらない」こと
忙しい時期には、予定どおりにできないこともあります。行事に行けなかったから、旅行に連れて行けなかったからと、自分を責める必要はありません。大がかりな予定より、子どもの話を数分聞く、一緒に笑う、次の楽しみを相談する。そんな小さな積み重ねを、わが家では大切にしています。
情報を確認して分かったこと
文部科学省は、家族のふれ合いや日常の会話を家庭教育の身近な場面として挙げています。また、こども家庭庁も、発達段階に応じた関わり方の情報提供や相談を通じ、適切な親子関係を支える事業を案内しています。研究では、家族のルーティンや食事の頻度と子どもの健康・幸福などとの関連が整理されていますが、家庭環境はそれぞれ異なるため、無理なく続けられる形に調整することが大切です。
参考にした情報
- 文部科学省「家庭教育ってなんだろう?」
- こども家庭庁「親子関係形成支援事業について」
- Routines and child development: A systematic review(2024)
- Family Mealtimes: A Systematic Umbrella Review(2023)
本記事は、筆者の家庭での実体験と公開情報をもとにした一般的な読み物です。特定の家庭への個別の助言や、医療・心理の専門的助言を目的とするものではありません。子育てや親子関係で強い悩みがある場合は、お住まいの自治体や専門機関へご相談ください。